英語が出来ると年収は上がる?に答えている記事まとめ
先日、ブラジルのIT技術者は英語ができると給与が何倍も違ってくることもあり英語学習に対する意欲が高いという記事を書きました。翻って日本ではどうなのでしょうか?英語ができると給与はどれぐらい変わってくるのでしょうか?
これに答えた記事が結構見つかったので、まとめてみました。
1.男女ともに40代から差が広がる――英語力と年収の関係
ITメディアビジネス誠で去年10月に公開されていた記事です。
この記事によると、転職・求人サイト「Daijob.com」での調査結果ではビジネスレベルの英語が出来る場合、20~30代の場合は年収の差は数十万程度だが、40~50代では数百万の差が出てくるとのことです。しかし日常英会話レベル程度の英語力の場合は40~50代でもそれほど差が出ないようですね。
2.英語力のあるなしで年収は30%も違う!? 押し寄せるグローバル転職の波に勝つ人、負ける人
この記事によると、英語が出来ると年収が30%も違ってくるのは外資系企業の給与水準が高く、外資系企業へ就職するためにはほとんどの場合は英語が必須になってくるためということが主に理由としてあがっています。
では、そうした外資系で高い給与を得るようなポジションを得るにはどうすればいいのか、ということに対してこの記事では「闇雲に海外で働きたい」という希望を伝えるのではなくて、「海外のこの国では、こういうビジネスチャンスがあるから、自分はこのような貢献が出来る」と希望だけじゃなくてメリットを伝えることでまず海外で英語を使って働く経験を得ていくことが重要と書いています。
3.やっぱり英語ができる人は、年収が高い?
こちらもITメディアビジネス誠で2013年10月に公開された記事です。この記事では転職サイトを運営するビズリーチによる調査結果が出ており、年収750万円以上のビジネスパーソンの英語力を調査したところ、英語レベルが高いほど年収が高く、上記の記事と同様その傾向は年齢が上がるほど顕著になるそうです。
この調査によると、ビジネス英会話レベルの英語が出来ると1174万円、基礎英会話レベルなら1003万円、英語を話さない場合は976万円となっているようです。
また英語が話せる人の方が、転職成功率が高いということも述べられています。
4.キャリアコンサルタント 小松俊明さん「英語力で年収に差がつく本当の理由」
この記事では、英語が出来ると数百万円以上の年収の差がつくということと一緒に、英語ができなければそもそも仕事を見つけることさえ難しくなるかもしれないということが言われています。なぜかというと、これまでに比べて現在では日本国内だけで完結する仕事は少なくなってきており、数ヶ国間にまたがってビジネスが進むケースが増えているためで、これに伴って企業はそうした仕事が出来る英語の話せる人材を採用する傾向が高まっているからのようです。
またグローバル企業の場合はTOECで860点くらいが英語力としては必要だということが書かれています。
5.英語力のある人の給料は、平均の2倍以上!? – 50代後半では約800万の差が
マイナビニュースのこの記事では、エンワールド・ジャパンの調査結果について書かれています。記事によると、40代以上で英語力のある人材の平均給与が国内平均の2倍以上となったそうです。
20代の場合は、約1.5倍、30代の場合は約1.7倍の差が出たといいます。
また女性の場合は、この傾向がもっと顕著で英語が出来る場合の平均給与は出来ない場合を大きく上回る結果が出たとのことです。
まとめ
いかがだったでしょうか。どの記事でも英語ができることによって年収差が300万円から最大で2倍になると大きく差が出るということが書かれています。こう考えると、英語を学習するということは、それによって友達が出来るとか旅行に役立つとかといったことだけではなく、金銭的な面のリターンも大きいのだと思います。
以前、「これから英語を始めようとする人に知ってほしい8つのポイント」という記事の中で、英語を学習するときのポイントの一つとして、「英語が出来るようになったら出来ることを思い描こう」ということを書きましたが、こうした給与面のことも知っているとより英語学習に対するモチベーションも大きくなるのではと思った次第です。