英語圏でのビザ取得: アメリカでのグリーンカード取得はやはり大変そう

本日、HackerNewsに下記のような記事が挙がっていました。
I spent the last 15 years trying to become an American. I’ve failed.
この記事は18歳の時にアメリカに出てきたて、アメリカのアイビー・リーグの大学で2つの学位(共に学士号)を取得した後、労働ビザを取得して法律事務所で働き計15年をアメリカで過ごしたが、グリーンカードが取得できずアメリカから出なければならなくなった、という方が書いています。
彼は、この15年間全ての期間を合法的にアメリカに滞在してきて尚且つ、税金も滞りなく払っているにも関わらずグリーンカードは取れなかったといいます。
働いている事務所に何度かグリーンカードのサポートをお願いしたにも関わらずそれを拒否されたということが一番大きいようです。
アメリカではグリーンカードを取るためには必ずその人を雇っている企業がその取得をサポートする必要があり、そのサポートには数万ドルの費用がかかります。この費用はサポートをしてもらう人が支払うことは禁止されており、また企業側はグリーンカードをサポートする従業員が他のアメリカ人と全く同じ条件、賃金で働くことを保証しなければなりません。また企業にとっては、グリーンカードをサポートしたとしても取得後にその従業員が辞めてしまうかもしれないという不安もあります。
またH1-Bビザ(労働ビザ)を取るのも大変です。毎年4月に申請が出来ますが実際にアメリカで働けるのは最短でも半年後の10月からです。また滞在出来るのは3年間だけで延長も一回しか出来ません。
だからそれ以上の期間を過ごそうとすれば必ずグリーンカードが必要ですが、企業としては数万ドル払ってもその従業員が将来的に必要か分からないです。
また彼が他にも書いているのは、現状のシステムだと自分が自分のためではなく企業のために生きているように感じると書いています。
グリーンカードをスポンサーしてくれる会社が見つかっても、実際に取得できるまではその会社でしか働けません。
こうしたルールがある上に、現在H1-Bビザの発行数は応募数をはるかに下回って(2014年は85,000の枠に対して233,000人の応募)おりこの発行数は当面変わる予定はないという問題もあります。
先日、医師でアメリカの医師国家免許も持っている友人に話を聞いたのですがやはりアメリカで働くのは難しいという話をしてました。その友人は日本の国立大学の博士課程にいるのですが、まずアメリカで大学の学位を取ってないと日本の博士号は役に立たないと言っていました。また医師としてアメリカで働く場合も日本の経験は考慮されず、アメリカで5年間の研修期間を経ないとアメリカの正式な医師としては働けないそうです。研修期間の間は給与も非常に低いらしいです。
医師などの技術職でもそうなので、やはりなかなか厳しそうですね。
自分で会社を起こしてH1-Bを取る場合でも下記の記事に記載がありますが同様に大変なようです。
シリコンバレーで起業した日本人が語るスタートアップガイド3――米国ビザ取得にまつわるエトセトラ
やはりアメリカでのビザ取得はなかなか大変そうです。
現在働いているコワーキングスペースで仲良くなった方はイギリスの永住権を持っているのですが、話を聞くとイギリスもここ2、3年で労働ビザも永住権も一気に取得が厳しくなったそうです。
個人的にはカナダのビザに興味を持っているのですが、また別の記事で英語圏の永住権取得や労働ビザ取得に関して詳しくまとめていこうと考えています。
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